ReiのESSAY

 『お気に入りドットコム』http://www.okiniiri.com/のメルマガに

3回の連載で載せて頂きました!

Reiの初essayです!読んでねー。
〜PCとピアノとmidi〜(第一回)

 

はじめまして、これから3回に渡って「PCとピアノとmidi」についてお話をさせて頂きます。

今の私にとって、この3つは特別な存在なのです。

私とPCとの出逢いは、子供が通っていた保育園でPCが導入されることになり、そこで使っていたあるソフトを子供に家でも使わせたいと思って、PCとは全く無縁だった我が家にPCがやってきたのが始まりでした。私は主婦であり、ピアニストであり、ピアノ教師なのですが、けっこう機械ものとかは得意な方なので、PCにもスーっと馴染んで行きました。そのうちネットにもつないでみることに。。。そしたら、私の世界がパーっと広がりました。なんといろんなHPがこの世の中には存在するのだろうかと、驚きの連続でした。他のHPを見よう見まねで私もピアノのHPを立ち上げ、しばらくは、ピアノレッスンのことを中心にHPを運営していました。

そこである方から演奏したピアノをmidiにしてのせたらどうですか?と言う提案があり、私はいろいろ作り方とかを調べたり、人に聞いたりして、どうにかピアノmidiをつくる事に成功しました。この時は嬉しく大変感動したのを覚えています。

現在はいろんなジャンルの曲をmidiにして、たくさんの方に聴いて頂いております。クラシックをずっと勉強してきましたのでクラシック曲はもちろんのこと、ポピュラーの曲も演奏する事が大好きなので、自分でピアノアレンジして紹介しています。私のmidiは、ピアノ演奏そのままを直接データにしていますので、強弱、テンポ、フレーズ等が聴き手の皆様にそのまま伝わるので、それぞれの曲の良さを引き出し、生演奏の音楽が感じられるかと思います。

次回は実際のmidi製作の様子を書いてみたいと思います。

〜PCとピアノとmidi〜(第ニ回)

 

さて今回はリアルタイム録音midiとは何か、また実際どうやって作るのかと言ったことを書きたいと思います。

製作に必要なものと言うと、私の場合ですと、以下の4点です。

 

・電子ピアノ(CASIOのCELVIANO/AP-12S/CDP-8000S)

・USB端子のついたPC(IBMのノートPC)

・PCと電子ピアノをつなぐmidi インターフェイス(Roland UM-1)

・録音&編集する為のシーケンサーソフト(cherry)

 

 

クラシック曲の場合は、楽譜のまま弾いて録音し、あとでペダルや音やリズムの細かいぶれ等を少し編集します。J−POP等で、手元に楽譜の無いものについてはMDに録音した原曲を何回も聴きながら5線紙に書いて楽譜に仕上げて行きます。この作業は1曲に付き、だいたい1時間位かかります。

手順としては、大譜表(ト音記号とヘ音記号のあるピアノ譜の形式)に、まずイントロ部分も含め主な旋律や歌のパート(高音部)を書き取ります。次にコードやベースライン(低音部)を書き取ります。それからその楽譜を見てピアノでいろんな伴奏パターンで試し弾きをしてピタっとあてはまるアレンジを見つけます。だいたいの感じがつかめたら、仮録音してみて、客観的に聴いてみます。(自分の演奏を客観的に聴くと言う作業は非常に大事なことと思っています)それで、いよいよシーケンサーソフトに録音です。曲の流れを第一に考え演奏し、録音の時はかなり集中してその楽曲に全魂をぶつける感じで、思いっきり感情を込めて弾きます。そのあとに細かいところの編集作業をやります、この作業は曲によって時間のかかり方が違ってきます。平均1時間位でしょうか。それでようやくアップの運びとなるわけです。

次回は私とピアノについて書いてみたいと思います。

〜PCとピアノとmidi〜(第三回)

 

現在、私にとってmidi作りが生活の中の日常の一部となりつつありますが、私とピアノの関わりを少し書いてみたいと思います。

3歳から母の手ほどきでピアノを始め、絶対音感教育も幼稚園から受けていました。ピアノの本当楽しさを知ったのは、むしろ芸大ピアノ科を卒業してからだったように思います。クラシック曲は小さい頃から親しんでは来たけれども心から感動して弾いていたと言うよりむしろ、きちっと間違えずに先生の言う通り弾くことばかりにとらわれていたように思います。コンクールの為、入試の為、試験の為。。。そう言ったしがらみが無くなった大学卒業直後の頃、「私はいったいこれから何を弾いて行ったら良いんだろうか」と悩んだ時期もありました。

その頃はポピュラーからクラシックからいろいろな曲を弾きあさって自分探しをしていました。自分自身が演奏して楽しい、幸せと思えないと、きっと聴いている聴衆の方もそう感じてくださらないんだろうなと思うようになりました。それからは自分なりの音楽を表現できた瞬間、又それを聴衆の皆様が感じとってくださることが出来た瞬間、私は極上の幸せに浸れるようになったのです。これは私のmidiに関しても同じ事が言えるのです。

なぜなら、Rei's MIDIは私の音楽、全てだから。

最後まで読んで頂いてありがとうございました